2008年11月06日

ほとぼりが冷めて改めて考えてみる

昨日テレビを見ていると、ホリエモンこと元ライブドア社長の堀江
さんが出ていたので、ついつい見てしまった。

正直彼のことは肯定するつもりもなければ否定する気もないのだが、
彼がテレビの人になる前はネット関連の会社を次々買収してどんどん
大きくなっていっていて、一体エッジ(後のライブドア)は本業は何
なんだ?という疑問だけが沸いてきていた。

当たり前のことだが、どんな会社でも本業があり、例えば楽天なん
かは「仮想商店街」という本業を主に成り立っているのだが、エッジ
は事業の軸がはっきりしないまま大きくなっていったのだ。

そんな中プロ野球・近鉄バファローズの買収に名乗りをあげ、彼は
一躍世間に認知されるようになり、その後ニッポン放送の株争奪戦
を経て「ホリエモン」が社会現象にまでなっていった。

事実、2006年正月に花園の高校ラグビーで優勝したチームの主将は
ラグビーの名門大学への入学が決まっていたが、堀江さんのように
事業を興すために大学で勉強をするので、大学でラグビーは続けな
い。そんなことを高校生に言うようになっていて、ホリエモンは若者の
憧れにもなっていた。

ところが、その高校ラグビーの決勝のわずか9日後に堀江さんは粉飾
決算に関わったとして逮捕され、翌日ライブドアは上場廃止となる
ことが決まった。全ては一夜にして吹っ飛んでしまったのだ。

当時はこの粉飾の手口が詳細に報道され、こんなことをしていたから
ライブドアは大きくなれたのだという風潮になっていた。この時に
粉飾されたのは15億円程度と言われているが、翌2007年に発覚した
日興コーディアルの粉飾は140億にも上ると言われている。

ところが、日興に関しては誰も逮捕されないどころか「担当者のミス」
という名目で外資へ高く売りつけるために上場が維持されてしまった。
(証券会社の担当者が140億もミスるとは考えづらいが.....)

もちろん粉飾は罪には間違いないだろうし、粉飾には株価を維持する
という目的があっただろう。しかし、本来法の下で平等であるべき
ものが違う解釈をされ、出る杭を打つために利用されてしまったのだ。
堀江さんはこれを「検察官の正義感」と言っていた。

この事件を境に新興市場の株価は現在まで下がり続け、弱いもの
いじめをする日本の当局に失望して若者はベンチャー志向を持た
なくなった。東京地検のライブドアへのあの魔女狩りによってベン
チャーへ金も人も流れなくなってしまったのだ。

多くの若者によっていくつもの新しい技術やビジネスモデルが生ま
れていたかもしれないと思うと、堀江逮捕の影響はこの国にとって
大きな損害のような気がしてならないのだが。

Posted by junn at 23:37