2007年10月30日

英米折衷?

今さら言うまでもないが、イギリスとアメリカは同じ英語を公用語
にしながらも文化が全く違う。その象徴の1つとしてFOOTBALLという
言葉の意味するところが全く違うのはご存知の通り。しかし、ここ
に来て2つのFOOTBALLがお互いの国で認められつつあるようだ。

アメリカでは1994年のワールドカップ以降サッカーの人気が盛り上
がっていて、MLS(Major League Soccer)が定着しつつある。そして
今シーズンからイングランドの顔、デビッド・ベッカムの獲得に成功
した。この移籍にはかなりの額のお金が動いたようだが、MLSがそれ
なりのビジネスに成長したことを裏付ているのではないだろうか。

そんな中、先日アメリカンフットボールNFLの公式戦がイギリスで
開催されたのだ。場所はサッカーの聖地ウエンブリースタジアム。
ウエンブリーは占有するクラブチームがなく、試合が行われるのは
イングランドのサッカーのカップ戦、FAカップの決勝とイングランド
のナショナルチームの公式戦が数試合行われるだけのスタジアムで
サッカー人にとってはまさに「聖地」である。

そのウエンブリーでアメリカの国技が開催されるに至ったのだ。
しかも開幕戦とかではなく、シーズンのど真ん中の試合である。
これは歴史が動いたと言って過言ではないのだが、イギリスでは必ず
しもアメリカンフットボールの人気が高いという訳ではないようだ。

ちなみにNFLのプレシーズンゲームが行われた回数は、日本14回に
対しイギリスは9回。そして今年日本で行われたワールドカップにも
イギリス(イングランド?)は参加していない。なので本来開幕戦を
行いの出あればイギリスよりも日本という感じなのだが、そうは
ならなかったのだ。

日本で公式戦を開催できない理由としては移動の距離が長いことと、
時差が大きいことだろう。以前大阪でプレシーズンを開催した時は
昼11時に試合を開始したのだが、そこまでしても東海岸では夜の9時。
NFLの試合は長いのでいくらアメフット好きのアメリカ人でも、そん
な時間は視聴者には辛いだろう。

ということで、ヨーロッパでの開催はしょうがないのだが、それで
もこの時期はサッカーのシーズンなのでスタジアムを確保するのは
決して容易ではなかったと思うのだが、そこにきてクラブが占有し
ていないウインブリーは格好の場所となったのだろう。

この試合ビデオで見たのだが、アメフットのジャージを着た人々が
イングランド国歌を唄う様はいかにも不自然だったが、試合中は
アメリカのスタジアムに引けをとらない盛り上がりで、NFLの真剣
勝負はサッカーの本場をも唸らせたようだ。

将来的にはアメリカ国外でのスーパーボウル開催をもNFLのコミッ
ショナーが示唆するなどNFLの海外進出は今後も続いていくだろう。
そしていずれは日本でもNFLの公式戦が見られる日が来てほしい
ものだ。

Posted by junn at 23:23

2007年10月28日

ニューヒーロー誕生!!

ワールドカップも終わり国内のラグビーも本番である。昨日ジムに
行ったら受付のお姉さん達が全員神戸製鋼コベルコスティラーズ
のTシャツを着ていてビックリ。プロモーションもばっちしでこちらの
気持ちも盛り上がってくる。

今季2回目の花園、台風一過のせいかどうかはわからないが雲を探す
のが難しいくらいのきれいな青空が広がる。
(クリックで拡大します)

その神戸製鋼だが、ご存知の通りかつてのV7の顔であった平尾誠二
が総監督に就任。超攻撃型ラグビーというスローガンで注目度は高か
ったのだが、プレシーズンの結果はサントリーに大敗するなどおも
わしいものではなかった。なので期待半分、不安半分といったところ。

選手が入場してきて、整列が終わるとサインボールをスタンドに
投げてくれるのだが、今日は満員で端っこにしか陣取れなかったの
で、ボールは飛んでこないと思っていたら、明治大出のルーキー
この日は22番をつける濱島が投げたボールがおいらの方向に飛んで
きた。隣のお兄さんとさながらラインアウトの競り合いになったが、
なんとかゲットできた、ラッキー。

(クリックで拡大します)

試合は相手のNECが先制する。「やっぱりこんなもんなんか」スタ
ンドにいや~な雰囲気が流れる。しかし、フォワードで勝る神戸が
徐々にペースをつかんでいき、一気に4連続トライをあげて前半は
26-14神戸がリードする。特に4本目のトライは早稲田大出のルー
キーでW杯のメンバーでもあった今村雄太がディフェンス4人を振り
切りトライ、さすがだ。

後半開始早々神戸のWTB高倉が無理にゲインをしようとしてケガを
して退場してしまう。そこで出てきたのが、先ほどのサインボール
の主、濱島である。

この後神戸のCTB山本大介がシンビンで一時退場し、神戸不利な状況
に陥ってしまうのだが、神戸はなんとか敵陣にボールを運ぶとSOホラ
がドロップゴールを狙う。しかし、ボールはポストを直撃して手前に
落ちてきたのだが、なんとそこには赤の22番が。ボールを取った濱島は
一人かわしてトライ。

次のキックオフ、濱島はちょうど我々の目の前に戻ってきた。近く
のおじさんが「ええぞ、濱島!」と声をかけるとちゃんと応えて
くれた。いい人である。

その後再びシンビンで神戸が一人足りない状況になるのだが、また
もや濱島が華麗なランでトライ。次のキックオフの時にはおいらの
周りはみんな濱島に釘付けになっていた。思わぬところでヒーロー
が誕生した訳だが、そんな選手のサインボールをゲットできたのは
ラッキーとしかいいようがない。

結局試合は36-21で神戸快勝。NECから何度もボールを奪うなど終始
激しいプレーが見られたのは去年からの進歩だと思う。ただ、シン
ビンを2回とられたのは反省しなくてはいけないだろう。

シーズンはまだ始まったばかり、春までの長い戦いは続く。

Posted by junn at 23:34

2007年10月24日

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する

ちょっと唐突なタイトルだが、ご存知島田紳助の書いた本のタイトル
である。紳助はテレビとか見ていると、あの頭の回転の速さにはいつ
も感心させられ、ついつい引きこかれてしまうというあたりはさすが
なだと思う。

そんな紳助が自分のやっているサイドビジネスについて語ったのが
この本。実は我々が普段目にしているようなモノを見て、彼はそこ
から予想もできないようなビジネスを展開させていくのだが、その
思考のプロセスが非常に興味深い。

飲食ビジネスの話も出てくるのだが、本のタイトル「ご飯を大盛り
にするオバチャンの店は必ず繁盛する」というのは、ご飯を食べに
くる客は食事の対価を払うのではなくて、店の人の気持ちにお金を
払うのだ。だからオバチャンがご飯を大盛りにしてくれる気持ちを
買いに来るのだというのが彼の理論である。

もう一つ興味深かったのが紳助が自分で出資している鮨屋の売上の
データを毎日メールでもらっているそうなのだが、客単価が極端に
あがることを嫌うのだという。鮨屋なんてのはそんなに多くの客が
毎日入れる訳ではないので、客単価が上がることは悪くないと思う
のだが、彼はそれをよしとしないのにはちゃんとした理由がある。

これも詳しく書きたいところだが、これ以上は本を読んだほうがよく
わかるし、他にも面白いことがちりばめられているので、興味の
ある方は是非ご一読あれ。

もちろん、これは本のコマーシャルではありません。

Posted by junn at 23:53

2007年10月22日

ポストシーズン

Play Offを日本語にすると「プレーをやめる(そして決着をつける)」
ということだし、Post Seasonといえば「シーズンの後」ということ
である。共に日本語に訳してしまうと何とも味気ない言葉だが、今
やアメリカではメジャースポーツではこの2つの言葉は本来の意味と
は全く別の意味を持った特別な言葉になっている。

そして、日本でも今年からプロ野球でセ・パ両リーグでクライマッ
クスシリーズが行われ、ポストシーズンの楽しみができるように
なってきた。

メジャーのプレーオフだが、ボストンとコロラドという古豪と新興
球団との顔合わせになった。ボストンは今シーズンは松坂獲得に
大金を積んでローテーションが充実しただけでなく、岡島やシーズ
ン途中に獲得したガニエら中継ぎを揃えたことが大きかった。

逆にヤンキースは中継ぎはおろかクローザーのリベラすら安定しな
かったことが、今年の苦しい戦いの原因だろう。でもそんな戦いを
していてもプレーオフまでは進出できるんだから、このチームの
ポテンシャルは計り知れない。

一方ナショナル・リーグだが、シーズン前にコロラドがワールド・
シリーズに駒を進めるとは誰も思わなかったはずだ。昨年優勝の
セントルイス、メッツ、ドジャース、サンディエゴあたりが優勝
候補だったと思うのだが、大方の予想は見事に裏切られたはずだ。

コロラドはサンディエゴと同率で並んだワイルドカード決定戦から
一気に8連勝でワールド・シリーズに駒を進めた訳で、勢いで勝ち
上がったチームの典型だろう。

日本では松坂とカズ松井の話題ばかりになるだろうが、共に寒い
フランチャイズでのナイターだから雪に見舞われることもあるに
違いない。

一方日本では、日本ハムと中日という去年と同じ顔合わせになった
訳だが、一発のトーナメントに強いチームと弱いチームの明暗が
別れた結果となった。

昨年1勝からの4連敗で日本一を逃した中日が5連勝で日本シリーズ
に出てくるとは思わなかったが、巨人と阪神そしてソフトバンク
はポストシーズンの弱さを露呈していまった。阪神は2003年の日本
シリーズからポストシーズン8連敗、ソフトバンクは4年連続敗退。
プレーオフを勝ち抜けるチームへ変わっていく必要があるだろう。

ただ、日本のプロ野球のプレーオフもまだ手探り状態で、もっと
盛り上げるためにはまだまだ工夫が必要に思われる。

Posted by junn at 23:49

2007年10月13日

花園開幕

今年は残暑が厳しかったものの、さすがにもう10月、秋の気配である。
秋になれば色々なスポーツが観戦できるのだが、花園でラグビーが
開幕とのことで、行ってみることにする。

花園開幕には違いないのだが、一応ワールドカップ期間中ということ
で(参加するからには決勝まで出ても大丈夫なようにという配慮だろ
うが)トップリーグは開幕しておらず、その下部のトップリーグウエ
ストの開幕戦である。

昼過ぎに東花園の駅を降りるとトップリーグでなくともさすがラグ
ビー場に向かう人の姿が少なくない。おかげで道に迷うこともなく
到着。中に入ると第一試合が既に始まっていた。

カードはNTTドコモ-大阪府警。スコアボードを見ると大阪府警は全員
漢字である。そら府警に外国人の助っ人はおらんわな。トップリーグ
昇格を目指し、今年元神戸製鋼の萩本さんを監督に招聘したドコモが
圧倒するかと思いきや、府警も食い下がる。

府警の選手のフィジカルはドコモに全くひけをとらず、正確なタックル
がビシバシ決まっていた(ちゃんと訓練してるんですねぇ) ただ、ここ
一番でなかなかボールがつながらずチャンスを得点に結びつけることが
できなかったのは残念。やはり練習不足なんだろう(ちゃんとお仕事
されてるんですねぇ)

ということで、試合はドコモの勝利。しかし、トップリーグへの道は
まだまだ険しそうである。

そして、本日のメインイベント、第二試合は近鉄-ワールド。共に名門
だが、現在はトップリーグから陥落しており両チーム共目指すはトップ
リーグである。特に近鉄は東芝を3連覇に導いたバツベイとイタリア帰り
の四宮を加えて悲願達成に向け準備は万端。

それにしてもバツベイ、120kgの巨体を揺すらせながらボールを持って
突進するとスタンドからどよめきがあがる。おいらも彼のプレーを生で
見るのは初めてなのだが、あの迫力は一見の価値ありだ。

試合は前半開始直後に近鉄のミスからトライを奪ったワールドが終始
主導権を握って勝利。近鉄も後半追い上げたが期待の新人、W杯に出た
SH金が負傷退場するなどツキにも見放された。ただ、いずれにせよ
この2チームが今年の昇格候補であることには間違いない。

ここから3月まで毎週のように花園ではラグビーが行われる。花園の
熱い季節はまだ始まったばかりだ。

Posted by junn at 23:28