2007年07月27日

真夏の世の夢....なのか?

自転車ロードレースの最高峰、Tour de Franceは終盤を迎えている。
28日の第16ステージはピレネー山脈を舞台にしたツール最後の山岳
ステージ。レース残り5kmに差し掛かったあたりで総合順位1位から
4位の選手の4人が抜け出してトップを争うという珍しい、そして手
に汗握るような展開になった。

まずこの時点で総合3位のエヴァンスが脱落、残った3人のうちコン
タドールとライプハイマーは同じチームで交互にアタックをかけて
総合首位のラスムッセンを揺さぶる。しかし、ラスムッセンは遅れ
ることなく、逆に残り1kmからアタックをかけて2人を置き去りにし
て王者の走りを見せ、このステージを制した。

総合2位コンタドールとの差は3分10秒。この後控えるタイムトライ
アルをラスムッセンは苦手としているにしても、このタイム差なら
総合優勝はほぼ手中にしたものと思われた。

ところが、この日ラスムッセンはチームからレースから除外される
ことになってしまう。理由はドーピングチェックのために必要と
される居場所の申請に虚偽があったというものだ。

既に前日ステージ優勝したヴィノクロフがドーピング検査にひっか
かり失格となってしまっており(本人は落車のための治療薬の影響
だと主張しているようだが)せっかく素晴らしいレースが繰り広げ
られているのに水を差す結果となってしまったのは非常に残念で
ある。

そもそもラスムッセンはツールの期間中に素行の悪さから母国の
デンマークのナショナルチームから外されるといういわくつきの
「問題児」であり、こういった問題はツールの始まる前からチーム
はちゃんと調べておくべきではなかったのだろうか?

そして2日続けてステージ優勝した選手が失格になるという不可解
な出来事は何か見えない力が働いていると思われても仕方のない
ような気がする。

1999年に大規模なドーピング問題が明らかになってから自転車界は
何が善で何が悪かという判断能力がつかなくなってしまっているの
ではないかと思う。これってどこかで聞いたことのある話だなと
思ったらまるで日本の高校野球の特待生問題のようではないか。

とにもかくにも、1日も早く正常な状態に戻ってくれるのを我々は
祈るしかない。

Posted by junn at 2007年07月27日 23:18