2007年03月30日

まだ始まったばかり

セ・リーグも開幕し、いよいよ野球のシーズンも本格的に始まった。
開幕を前にプロ野球界では1つの決定がなされた「ドラフトの希望枠
制度撤廃」である。巨人が今年の撤廃に難色を示したとされ、一旦は
来年度の導入で決まったが、アマチュア野球界の猛烈な反発もあり
今年のドラフトからの撤廃に落ち着いた。

しかし、シーズンが始まったこともあり、マスコミもファンもこれで
安心してしまってはいないだろうか?確かに希望枠撤廃で裏金が出る
可能性は少なくなったが、日本のプロ野球の改革はまだ始まったばかり
でやらなければいけないことは山のようにあるのだ。

まず、裏金が出回った背景を消さねばいけない訳だが、そもそも日本
の球団は経営基盤がバラバラで、人気球団とそうでない球団の差が
激しいので、選手とすれば行きたい球団とそうでない球団ができて
しまうのは当然だと思う。

選手が特定の球団に入りたいと思うのではなく、プロ野球界に入り
たいと思うようにするために、利益をプロ野球機構が管理して、それ
を各球団に分配するようなシステムを早急に構築しなくてはならない
し、マスコミもそういう議論をもっとしていかなくてはいけない。

このような制度はアメリカではNFLとNBAが採用しているし、日本でも
Jリーグが導入している。希望枠の撤廃なんて小さなことを議論する
よりもこのようにもっと議論すべき点はたくさんあるのだ。

また、巨人の主張していた選手の海外流出に関しては、別の観点から
考えていく必要があるだろう。確かに選手の権利はある程度尊重しな
くてはならないだろうが、日本のプロ野球はメジャーの下部組織では
ないので、本当にメジャーでプレーしたければとっととアメリカに
渡ってマイナーリーグから始めるべきだと思う。

どうもそこらへんが曖昧になっていて、日本の球界はマイナーリーグ
ではないということをもっと主張すべきだし、選手にも教育すべき
ではないだろうか。FA取得までの期間短縮なんてのは根本的な解決
にはなっていないと思う。

いずれにせよ日本のプロ野球界は各球団からのボトムアップで成り
立っており、まさに「船頭多くして船山に登る」状態である。もっと
リーダーシップのある人をコミッショナーに据えてトップダウンで
やらないと、いつまで経ってもよくなっていくようには思えないの
だが。

Posted by junn at 2007年03月30日 23:36