第一話 アラモアナの罠
人生とは旅であり、旅とは人生である....
そんなカッコいいことを言ってみたいものだが、今回は急にシアトル
に行くことになったので、バタバタで旅立つことになった。
荷物を持って家を出たのだが、駅に行く途中で家の鍵をかけた記憶が
ないのだ。いや、そんなはずはないと思いきや、念のため引き返して
みると、やはり鍵がかかってなかった、危ない危ない....
今回は関空から出発ということで、関空までは一旦神戸空港までいって
ベイシャトルという船で関空に向かう。この船陸路よりは便利だと思う
のだが、大きな船に乗っているのは子供2人を含めて9人だけ。日曜の
夕方とはいえこれでは寂しい。
しかし、海上からの景色はなかなかなもので、明石海峡大橋の後に
沈んでいく太陽はそうそうお目にかかれるものではない。
関空からシアトルまでは直行便がないでどこかを経由するのだが、
今回はなんとホノルル経由となった。それはそれで楽しみなのだが
ホノルル行きの飛行機だから乗客はみんな観光客。仕事で行くのは
おいらくらいなものだろう。
7時間のフライトでホノルル到着。飛行機から一歩外に出たら湿気が
体にまつわりついてくる感じ。日本の夏ならこんなの当たり前なのだ
ろうが、春先の日本から来るとベタベタとした感じがする。
トランジットで4時間近くあるので、ハワイにいる知人に会うことに
していた。公衆電話から携帯にかけようとするのだが、ここでまず
事件発生。クレジットカードでかけられるはずの電話が、カードが
全く使えない。持っていたカード4枚とも全てアウトでかなり焦る。
しかし、前回旅行した時の小銭があったのでそれでなんとか電話を
かけることができ、待ち合わせ場所のアラモアナショッピングセンター
にタクシーで行く。
待ち合わせ場所はアラモアナのスターバックスなのだが、どうも様子
が違う。会えないので、また電話しようにも相変わらずカードがNG
なのだが、さすがに小銭がない。しょうがないのでスタバでコーヒー
を買ってお釣りで小銭を捻出。再び電話するとどうもタクの運ちゃん
に運ばれて来たのは待ち合わせとは反対側のスタバだったらしい。
反対側まで行くもののこれまたスタバを見つけるのに一苦労。しかし
ここはハワイである、ちゃんと日本語で答えてくれるスタッフが常駐
している。やっとこさスタバを見つけるもまだ会えないので、再び
スタバでコーヒーを買う。
スタバを出たところでようやく知人と会う。「何のんきにスタバで
買い物してるんですか?」そらそう思うだろう。しかし、おいらの
電話事情を説明し、やむを得ない買い物だと説明。携帯電話は偉大
だなぁとつくづく思った。
結局1時間近くウロウロしてしまったので、残った1時間で朝食を
食べて、慌しく空港に向かう。やっぱりハワイはバカンスに来なく
てはいけないようだ。
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